こんにちは!
本日は【心を奪う美音】シリーズ「ふんわりした音の出し方」について、お話します。
ふんわりした音とは?
※完全に独断と偏見です。
ふんわり、というとシフォンケーキのようなふんわりだったり、雲のようなふんわりだったりと、色んなイメージが湧くかと思いますが、私が今回イメージしている音は"雲のような実態が掴めないおぼろげな感じのふんわりした音"です。
どんな音がふんわりした音に感じるかは人それぞれですが、私は以下の条件すべてを満たした音を聴くとふんわりしているな、と感じやすいです。
動画の中でふんわりした音を使う曲と、ふんわりした音の出し方について紹介しておりますので、そちらを合わせてご覧ください。
…ここまでで”ふんわり”を何回使ったんでしょうね笑
ふんわりした音の条件↓

中音域~高音域・まろやかな音・軽い音
やわらかい音・しっとりレガート

また、音色を作る時には1音で表現可能な音と2音以上の音のつながりで表現可能な音があると思っています。
中音域~高音域・まろやかな音・軽い音は1音で作れますが、やわらかい音・しっとりレガートは2音以上の音で表現していきます。
ということでまずは1音だけで表現できる音色を作って、その後に2音以上の音のつながりで表現できる音色を作っていきましょう!
ふんわりした音の出し方
1音で作る音色

Step1
一般的に
打鍵のスピードが速い → はっきりとした音
打鍵のスピードが遅い → まろやかな音
…になると言われています。
今回ははっきりとした音を出したいので、打鍵のスピードを遅くします。
Step2
音の軽さは強弱で調整していきます。
大きな音 → 重みがある音
小さな音 → 軽い音
…に聴こえるので打鍵のスピードは遅めにして小さな音を作っていきます。
打鍵のスピードが遅すぎると音が出ない時があります。打鍵のスピードと音の軽さがちょうどいいところを探していきます。
結構根気がいります。
音のつながりで作る音色
Step3
こからは音のつながりで表現可能な弾き方を紹介します。
かたい音 → はっきりとした音で強弱やテンポの揺れがない
やわらかい音 → まろやかな音で絶妙な強弱とテンポの揺れがある
…ということで、今回は絶妙な強弱とテンポの揺れを作っていきましょう。
どんな風に強弱をつけて、どんな風にテンポを揺らすかは曲によって違います。
動画ではドビュッシー先生の「夢」という曲で例を出しましたのでそちらをご覧ください。
Step4・
最後にしっとりレガートを作ります。
しっとりレガートとは、音と音の重なりを作ってなめらかに弾くレガートのことですが、私が勝手にしっとりレガートと呼んでいるだけで、音楽用語ではありません⚠️
音をつなげて弾く時に、1つ目の音と2つめの音を一瞬だけ和音のように音を重ねます。
2つの音の重なりを聴いてから、1つ目の音を離すとしっとりとしたレガートになります。
そして、STEP1から4までの音を全部組み合わせて曲のなかで使うとこんな感じになります!