こんにちは！

本日はピアノの音色についてお話したいと思います。

私は学生時代、自分なりの美しいピアノの音色を研究することにハマっていて、色々な弾き方を試行錯誤していました。

 美しい音にもたくさんの種類があって、「凛とした美しい音」だったり「キラキラした音」だったりと様々な音がありますが、今回は

 「キラキラした音」に焦点を当ててお話します。

※完全に独断と偏見です。

どんな音がキラキラした音に感じるかは人それぞれですが、私は以下の条件すべてを満たした音を聴くとキラキラしているな、と感じやすいです。

動画の中でキラキラした音を使う曲と、キラキラした音の出し方について紹介しておりますので、そちらを合わせてご覧ください。

キラキラした音の条件↓

また、音色を作る時には1音で表現可能な音と2音以上の音のつながりで表現可能な音があると思っています。

高音域･軽い音･はっきりとした音は1音で作れますが、硬い音･パラパラレガートは2音以上の音で表現していきます。

ということでまずは1音だけで表現できる音色を作って、その後に2音以上の音のつながりで表現できる音色を作っていきましょう！

一般的に

打鍵のスピードが速い → はっきりとした音

打鍵のスピードが遅い → まろやかな音

…になると言われています。

今回ははっきりとした音を出したいので、打鍵のスピードを速くします。

音の軽さは強弱で調整していきます。

大きな音 → 重みがある音

小さな音 → 軽い音

…に聴こえるので打鍵のスピードはある程度速めにして小さな音を作っていきます。

打鍵のスピードが速すぎると音も大きくなってしまうので、打鍵のスピードと音の軽さがちょうどいいところを探していきます。

結構根気がいります。

ここからは音のつながりで表現可能な弾き方を紹介します。

動画ではドビュッシーの「夢」という曲でかたい音とやわらかい音を表現しました。

弾き方にどんな違いがあるかというと、

かたい音 → はっきりとした音で強弱やテンポの揺れがない

やわらかい音 → まろやかな音で絶妙な強弱とテンポの揺れがある

…ということで、キラキラさせたい音だけ強弱は必要最低限にします。

音の粒を揃える、というイメージで弾いていきます。

最後にパラパラレガートを作ります。

パラパラレガートとは、音と音の重なりをあえて作らないレガートのことですが私が勝手にパラパラレガートと呼んでいるだけで、音楽用語ではありません⚠️

音をつなげて弾く時に、2つ目の音を弾くと同時に1つ目の音を離して弾くとパラっとした音になります。

そして、STEP1から4までの音を全部組み合わせて曲のなかで使うとこんな感じになります！